![]() ■ その3 ■ |
| 4月9日 | 昨夜夕食後に、儀式全体をとりしきるジャンプマスターの様な人に話を聞き、いろいろわかったことがあった。儀式は草木が十分湿っている雨季にしかやらないこと、つるは伐採して3日以内に使用すること、足首に巻く部分は細かく裂いて乾燥を防ぐためバナナの皮を巻いておくこと、また足首全体をつつみこむ様に巻くため痛みはないこと、7歳の子供から飛ぶことなどいろいろ参考になる話が聞けた。 タワーを再度チェックするため移動。ジャンパーとなるタレント てるやひろし さんは、村のベテランジャンパーの指導のもと、村所有の船の上からジャンプの練習をすることにした。国内でジャンプトレーニングをしたが、本番のタワーは揺れるので船上でのトレーニングが有効と思われた。 タワーはほぼ完成していて、プラットホームや足に付けるつるが取り付けられていた。やはりプラットホームはかなり揺れた。強度が足りないのではと聞くと「1人飛ぶごとに折れる」と言った(本当)。
曲がりくねったつるが伸び、プラットホームが適当な荷重がかかって折れて、横揺れを抑え、さらに揺れるタワーでジャンパーにかかる衝撃を最小限に吸収する。下の土は50cm以上掘りかえし柔らかくする。横揺れを抑える部分などは現在のタワーバンジーのシステムとよく似ている。なるほど、なかなか考えられたシステムだった。7歳の子供が飛ぶことを考えても、体にかかる負担は少ないと思われた(それでもかなりの衝撃?)。 あらゆる事態を想定して器材を持ち込んだが、最終的に必要ないと判断した。長年儀式として行ってきてノウハウがあり、死者も出ていないとなれば、かえって手を加えるのは危険と思われた。あとはジャンパーの飛び方次第ということだ。前へ飛ばないと地面にぶつかり、飛びすぎると反動でタワーへぶつかる。加減が難しい(大丈夫だろうか?)。 村へ戻ると、てるやさんは練習を終え休んでいた。練習につきあってくれた人に聞くと「大丈夫、彼ならやれる!」と言ってくれた。まずはひと安心。明日が本番。その夜、他の出演者の久本雅美さん、鈴木史朗さんと合流。なんと鈴木さんは南の島までスーツに革靴といういでたち。TVで見るそのままだった。またまた歓迎の宴となったが、出てきたのはやっぱりイモだった。 |
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